【しずく農園だより】無農薬米作り、スタートしました!

こんにちは。しずくスタッフの佐坂です。
神山はまだ梅雨まっさかり、安定しないお天気が続き、夕方ゴロゴロと雷が鳴ると洗濯物を干してきた自分を恨む日が続いております。。(笑)

そんなお天気が安定しないこの時期、私たちには最大のミッションが待ち受けていました。それは6月までには必ず終えたい田植え・・!
新しいSHIZQ STOREは見晴らし抜群、周りの田んぼはとっくに田植えを終え、稲がぐんぐん育っていっているのがよく見えます。

稲苗はすでに6月頭には届いており、早く植えなくちゃと焦る気持ちで、皆んなで日を決めたものの悪天候のため中止に。
その後も休みが合わず出来ない日が続き、とりあえず草刈りだけしてしまおう!ということになりました。

4月にトラクターで一度ご近所の方に耕してもらい、鶏糞を撒き、それから手をつけていなかった田んぼ。この三ヶ月弱でぐんぐん雑草が成長していました。

伸びきった田んぼの雑草

また手刈りでコツコツするのかなと思っていた矢先、とびきりの朗報が!
それは神山町のJAが自走式の草刈機で粉砕もしてくれる機械の貸し出しをするサービスをこの4月から始めたとのこと。

ハンマーナイフモアという機械なのですが、実は昨年隣町の上勝町に農業研修に行った時、研修先の有機農家さんが使っていた機械。草刈りをするだけではなく、刈った草を細かく粉砕までしそれが堆肥にもなると伺っていたので、憧れの機械だったのです!

憧れのハンマーナイフモア

これを使わない手はないということで、さっそく予約。
使ってみると「爽快〜〜!」と思わず声に出してしまうほど早くて綺麗に草刈りができ、力もそんなにいらないので、私たちでも軽々と使いこなせました。

30万円ほどする機械が貸出料は1日1,500円と格安!

兼業のなかで、機械購入とまではなかなか踏み切れない私たち。
それをこうしたサービスで手軽に使用できるのは本当にありがたく、BIGニュースでした。
いろんなところでこういう文化が広まれば、もっと気軽にたくさんの人が農業に踏み出せるきっかけになるなとおもいました。

さくさく綺麗に草刈りが出来て感動!

機械が入らないところは手刈りで。そんなことをしていたらいつもお世話になっているご近所さんが登場!
耕運機を持ってきてくれて、田起こし(田んぼの土を掘り起こしてひっくり返し田植えに向けての準備)をしていただき、その後水はりまで完了しました。

いつも助けてくださるご近所さん、本当にありがたい。。

いつもは1日がかりでしていた作業が、機械のおかげで二時間半ほどで終了。
とってもスムーズにいき幸先の良いスタート!・・と思っていたのも束の間。
別日に朝から集まりいざ田植え機を動かすと、ん?まったく動かない。。

昨年上勝町のゼトウェイストで拾った田植機

代表廣瀬が、その後もどうにか直らないかいじってはみるものの、やはりうまく動かない。そして土曜日だったため農機具屋さんも開いてなく。これはどうにもならないねとなり、一旦解散することに。。

しかしその後も、諦めず廣瀬が色々調べ試行錯誤し細かな部品を取り外し、掃除し、また取り付けてを繰り返すこと一時間。

ひとつ、ひとつ部品を掃除中

なんと無事に動き始めました!どうやらガソリンがうまく回っていなかったよう。機械を自ら直すことで、その物の構造を知る。それはきっと色んな知恵に通じること。諦めず自分たちで「やってみる」ことはとても大切だと改めて実感しました。

よーし!これで田植えが出来るぞ!と意気揚々と田んぼに突入。
あれ?なんだか稲がきちんと植わっていない。
これも原因が分からず、四苦八苦していると、お隣の田んぼの方が通りがかり、「これは田んぼの水が多いんじゃわ」と。
乗り掛かった船だからと、ご自宅からノコギリと板を持ってきてくれ、水路の調整をしてくださりました。

お手製の調整板を作ってくれました

再度、田植え機を動かすとなんとか稲が植わっていきました!

時間がなく田ならし(田植えの前に田の表面を平にすること)をしていなかったので、土がボコボコでしたが、ブサイクながらにもきちんと植えられました。
田植え機が入らないところは、人力でコツコツと、最後まで植えきりました。

今年はスケジュールがバタバタの中での田植え。
なかなか思い通り出来なかったのですが、困っているといつもご近所の方が声をかけてくれて助けてくれ、私たちもそのご好意をしっかり受け止め、皆さんにお世話になりながらやっと田植えを終わらせることができました。

自分たちだけでは間違いなく6月中には出来ていなかった田植え。感謝の気持ちでいっぱいです。

これから収穫まで3ヶ月ほど稲を成長させます。
去年のようにまたご近所さんと一緒にしずく米のおにぎりを食べるのを楽しみに、去年の反省点も踏まえつつ、米作り頑張っていきます!

田んぼ仕事の様子はメルマガ・ブログにてお知らせしていきますのでお楽しみに^^


また去年の田んぼ仕事の様子をYouTubeでお送りしています。

大阪から移住し9年目の代表と、静岡、福岡、岡山、大阪から移住した4人+徳島出身のスタッフらで繰り広げる神山での日々の生活や田舎暮らしのリアルを赤裸々にお届け。

「田んぼ」や「畑」をはじめ、四季折々の田舎暮らしの模様。こんな場所でこんなメンバーがしずくを運営していることを知ってもらえたら…と始めました。ぜひご覧ください!チャンネル登録もどうぞよろしくお願いします^^

https://youtu.be/VdnROI1Ykx8

https://youtu.be/f-sbPHbbqRc

https://youtu.be/N_yZyWy1OEg

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神山杉のフレグランスウォーターがリニューアルしました!

こんにちは。神山しずくプロジェクトです。

しだれ桜が満開を迎え、春爛漫の神山。先週お伝えした新店舗もオープン間近となり、スタッフ全員でバタバタしながらも、日毎にワクワクが増しています。

そんな新しいスタートを迎えるタイミングに、杉のフレグランスウォーターがリニューアルしました!


エッセンシャルオイルを抽出するときに作られるフレグランスウォーター(芳香蒸留水)。
オイルに比べ成分量はおだやかで、重みがあり優しい香り。
お仕事中の一息タイムや、空気がこもったお部屋や車内の気分転換など、シーンを選ばずお使いいただけるリラックスアイテムとして販売してきました。

さまざまなシーン、どなたにでもお勧めできるからこそ、もっとより多くの方に使ってもらいたい。杉を身近に感じてもらいたい。そのためにはどうすればいいだろう。これまでたくさんの方からいただいたご意見を参考に、スタッフ間で話合いを重ねた結果、大きくリニューアルをすることを決めました。

さてどのように変わったのでしょうか?詳しくご紹介します!


思い切って商品名・デザインを一新


(旧) SHIZQ SLEEPING FOREST フレグランスウォーター
(新) RELAX MIST  神山杉微芳香蒸留水

「どういう時に使ったらいいの?」実はそんな質問を多くいただいていました。
使うシーンをよりイメージしやすい、よりシンプルなネーミングに生まれ変わりました。
ラベルは青・緑・赤の3色展開に。お洋服を選ぶように、ご自身やお部屋に合わせてお好きな色をお選びいただけます。(内容物はどれも同じです)



より使いやすく、暮らしに寄り添うボトルに


素材:プラスチックからアルミ

容量:200mlから100ml
価格:1,500円 (税別) → 1,000円 (税別)

素材はより環境に配慮したものを。サイズは、お家の中はもちろん、お出かけの際にもお使いいただけるものだから、持ち運びやすいコンパクトなものに変更しました。
初めての方にも手にとっていただきやすい価格が実現しました。

 

新店舗では量り売り販売をスタート

ボトルサイズの変更にあたって悩んだのは、詰め替えサイズの展開です。

脱プラスチックの動きの中、わたしたちはどう応えていくべきか...しずくらしい形は何か...
そんな話し合いの中でたどり着いたのは、
量り売り販売。
まずは新店舗ではじめてみます。

詳細は追ってブログやSNSでお知らせいたしますので、引き続きチェックお願いします^^

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RELAX MIST 神山杉微芳香蒸留水は、この春の新生活のスタートにぴったりなアイテムです。自分や大切な方へのプチギフトとしてもお勧めですよ♪

本日から実店舗とオンラインストアで販売いたします。新しくなったこの機会にぜひチェックしてみてくださいね。

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もうすぐホワイトデー♪ 大切な人とのおやつ時間に杉の器はいかが?

こんにちは。神山しずくプロジェクトです。
3月になり、神山ではウグイスの声を耳にするようになりました。年度末というのもあって毎年何かと忙しい時期ですが、この春のはじまりの空気を楽しみたいですね。


さて、もうすぐホワイトデー。お返しの品はお決まりですか?

調べてみると、実はホワイトデーの始まりは昭和50年代と意外にも最近のこと。バレンタインデーのお返しを女性へ渡す日として、お菓子業界が提案した日本独特の文化だそうです。”贈り物にはお返しをする”そんな風習がある日本だからこそ根付いたものかもしれませんね。

そんなホワイトデーにオススメしたいのは鶴デザートカップ

実は女性人気の高い器なんです。ヨーグルトやジェラートなどデザートカップとしてはもちろん、お浸しや和え物の小鉢として、ナッツを入れて晩酌のお供にと様々なシーンで使えます◎

今年のホワイトデーは日曜日。大切な人とおうちで過ごすおやつ時間を、温もり溢れる杉の器で楽しんでみませんか?

お気に入りのクッキーや旬な果物を添えるだけで、ちょっとした特別感を味わえます。

 

また、同じフォルムでたっぷりサイズの鶴マルチボウルも隠れた人気者。

こちらもあわせてぜひチェックしてみてくださいね^^

 

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春の神山案内・1万6000本の花が咲く「梅の里・阿川」

こんにちは。スタッフの東條です。

冬の寒さが懐かしくなるような暖かい日が続いていますね。

春が一番好きなわたしはウキウキしているこの頃です。


春の神山といえば「しだれ桜」が有名ですが、わたしが住んでいる阿川地区は「梅の里」と呼ばれる梅の名所。

約30ヘクタールの山肌に1万6000本もの梅の樹が育てられていて、この時期になると一面はピンク色に。あたりは梅の花の良い香りがふんわりと漂い、阿川地区が賑わいを見せる時期です。
今年は10日ほど開花が早く、ちょうど今週末〜来週にかけてが見頃となりそうなので、今回ご案内させていただきます^^

まず、梅の里への入り口で迎えてくれるのはしだれ梅。こちらは観賞用の花梅で、町を離れた持ち主が管理できなくなった土地に、地元有志で植えてお世話をしているそう小ぶりながらも赤・白・ピンクと色とりどりの可愛らしい花が目を楽しませてくれます。

ここから道なりに3キロほど上がっていくと、南斜面に広がる梅林が。
山肌の緑と昔ながらの家との梅景色にうっとり。そばを歩くたびに漂う梅の優しい香りに本当に癒されます。

実は徳島県下一の梅の産地でもある阿川地区。鶯宿(おうしゅく)梅を中心に、白梅、南高梅、林州など様々な種類の梅が育てられています。

戦前からの非常食としての漬梅用として、町内全土に栽植されていた梅。戦後の経済成長時に起こった梅酒ブームでは神山の青梅が「青いダイヤ」と称されたことも。

今では加工品である昔ながらの梅干しが「神山ルビー」という名で、町の特産品として販売されています。

春に山を彩り、初夏に実をつけ、目と鼻と口をめいいっぱい楽しませてくれる梅。
暖かい季節のはじまりをよりワクワクさせてくれる存在です。

まわりの自然とともにある神山の暮らし。
不安なことは続くけれど、自然の美しさ、強さに勇気づけられます。

例年行なわれている梅まつりのイベントは残念ながら中止となりましたが、お花見はご自由にご覧いただけます。

またこれから菜の花に桜と賑わいをみせる神山の様子をInstagramtwitterでお届けしていきます。そちらでも神山の春をお楽しみいただけたら嬉しいです^^

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新店舗情報!最初の大工事のあとの虹

こんにちは。
例年よりも開花の早い梅や桃、時折吹く風の変化に、春が近づいてきていることを感じます。

移転先には、ラッキーなことに若い桜の木が植樹されており、今年の開花とともにこれから成長していく桜と新店舗を重ね合わせ、たのしい夢想が膨らむ今日この頃。


今日は、そんな今が一番楽しい段階?の新店舗情報として大改装中の様子をお伝えします!


                         
改装前の建物


ただいま絶賛工事中。窓が開きました!

 

年始の目標にも書いた、今の3坪のショップからの移転の目的。

それは、

落ち着いてしずくの世界を楽しんでいただけること
しずくの器を体感していただけること です。


移転先は、もともと魚屋さんのカラオケ好きが高じて作られた、
「ステージ若草」というカラオケスナックの建物を改装させて頂いています。
防音=窓がない=真っ暗なわけです。


最初の難関は、その真っ暗な部屋を明るい空間に変えること。
神山のメインロード沿いでありながら、高台に位置する立地と、
神山で育った杉を使った商品を楽しむならば、
自然の光をたっぷり取り入れるための変更は必須。


腹を括って、壁を抜き大きな大きな窓を作りました。

   改装前の内観。防音設備を活かし、音楽イベントの場として利用されていた。
 

改装中の内観。窓が開き、明るい光が差し込むように。


古い建物を改装するのは、新しい建物を立てるよりも大変

今回の物件も例外ではありません。
大掛かりな工事の末に、その大きな窓から見えた虹
窓が入ったお祝いをしてくれたような、この工事を応援してくれているような、
そんな嬉しい天からのギフトもありました。



窓の開通はほんの序章、今日も絶賛工事中です。
どんな空間になるのか、みなさんも楽しみにしていてくださいね〜!

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