私たちについて

 
使い道を失った杉の新しい価値を創造し、小さな経済の歯車を作って、全体の循環を作ろう!
50年後の未来に向けてアクションを起こそうと、2013年にスタートしました。

それは、大阪から神山に移住したひとりのデザイナーが、緑豊かな山だと思っていた自然のほとんどが人工林で、水源をも危ぶむ状況だと気づき、デザイナーとして何か役に立てないか?という問いがきっかけでした。

柔らかい杉は器になんて出来ない。
年輪に出る色の差は好まれない。
杉を知るひとは口々にそう言いました。

逆風のなか、手を差し伸べてくれたのは地元の職人たちでした。
「命ある木はどれも一緒ですから」

木と共に歩んできた愛に溢れた彼らのチャレンジ精神が、不可能を可能へと変えたのです。
熟練した職人の技術が集結して生まれたSHIZQの器。

器をきっかけに杉のこと、山や水のことを知ってほしい。
この活動を続けていくために、技術や想いを受け継いでいく。
神山町内に「しずくラボ」という自社木工所を構え、若手職人の育成や新商品の開発にも取り組んでいます。

足もとにある資源を、地域の力で宝に変える。
私たちはこれからも、杉の新たな価値を創造しつづけていきます。