私たちが残したいもの NUKADOKO

子どもたちの未来に「しずく」を残せるように

徳島県神山町では川の水が30年前と比べ約3割に減少してしまいました。
過密した杉を切り、山の保水力を高めることで川の流れを復活させよう、杉の新たな活用法を見いだそうと、神山しずくプロジェクトはスタートしました。
SHIZQの商品を使うこと、贈ることは神山町の「水」の保全に繋がるサポーターアクションとなります。
未来の子どもたちに少しでも多くの「しずく」を残せるように。
そして、この小さな取組みが一滴の「しずく」となり、やがて大きな波紋となるように。




漆はウルシの木の樹液。
樹齢10~15年の成木から、わずか牛乳瓶1本分ほどしか採取できない貴重な自然の恵み。木を植え、育て、樹液をいただく。
この循環を壊さなければ、漆が枯渇することはない。

しかし、状況は様変わりした。
安く、早く、便利なモノが求められるようになり、漆や工芸は日常生活から姿を消していった。創業百年を迎えるも、10年先の未来が想像できなくなった。

水分を持ったまま硬化する漆独特の塗膜は、人の肌に馴染み、使い込むほど味わい深い艶に育つ。愛着が湧き、大切に使う。使い込んで傷んでも、修復し、世代を超えて使い繋ぐ。

ご先祖様を敬う。
手を合わせる。
素材を五感で感じる。
昔は当たり前だった日本人らしさ。

受け身でいても何も変わらない。自分たちも歩みを進めなければ。
2016年「うるしのいっぽ」をスタートさせ、
2019年夏、しずくプロジェクトに出会った。
創業115年、可能性は広がっていく。